皆様は、英単語の発音をどのように学ばれてきたでしょうか?
※ 長年英語コンプレックスに悩んできた私が、中学生の息子とともに英語学習を伴走し、発音の基礎を固めてきた経験談とそのメソッドについて、こちらの記事に詳しくまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください!
【英語コンプレックスの研究者パパによる親子伴走記①】英語が苦手な私が敢えて中学生の息子に発音を叩き込んだ理由:「複利運用」を生む親子伴走メソッド
上記の記事でも触れているのですが、英語には「フォニックス」と呼ばれるスペルと発音を結びつけるルールのようなものが存在しています。
私も、中学生の息子と共に、このフォニックスを一通り学習しました。
ところが、その後、英単語の学習を行っていく中で、かなりの数の英単語がフォニックスに従わないことに気づきました。
そうなのです。フォニックスは確かに素晴らしいルールなのですが、実は私たちが日常会話で一番よく使う「超基本単語」ほど、そのルールを無視してきます。
歴史的に音が変化してきた、というのが一つの理由のようです。
(おそらくこのあたりが、日本の義務教育でフォニックスを教えない理由なのでしょう。)
また、基本単語の中には、英語を学習する以前に、既に『カタカナ』で私たちの脳に定着しているものも多いと思います。
しかし、実は、その耳慣れた『カタカナ』の音も曲者です。
実際の英語の発音と大きなズレがあることが多く、これが簡単な英語すら聞き取れない原因になってしまいます。
だからこそ、これらの基本単語は理屈抜きで、最初から「正しい音と口の形」をセットにして、身体で覚えてしまうのが一番の近道なんです!
この記事では、現在、中学生の息子と一緒に英語を学習している私が、実際に「これは間違えやすいな」「発音に注意が必要だな」と感じた単語を整理しております。
同じように、英単語の発音を学習されている方のご参考になれば幸いです。
※これらの単語を習得する前に、まずは発音の基礎を一通り学んでおくことをおすすめします。
※小学生以下のお子様に基本単語を教える場合には、「Sight Words」と検索すると、音をまるごと覚えてしまうべき英単語リストが出てきますので、こちらから覚えると良いと思います。
1. 【Wの罠】スペルと音が「アベコベ」になるグループ
文字の見た目(o や a)に引っ張られると、100%読み間違える要注意グループです。「oがあるものは『ワ』、aがあるものは『ウォ』」となります。耳と口で、音を覚えてしまいましょう!
| 単語 | 発音記号 | カタカナ目安 | 注意すべきポイント |
|---|---|---|---|
| word (単語) | /wɜːrd/ | ワァード | o があるのに「ウォ」ではなく、口を窄めた「ワ」の音。 |
| war (戦争) | /wɔːr/ | ウォー | a があるのに「ワ」ではなく、口を大きく開けた「ウォ」の音。 |
| worm (虫) | /wɜːrm/ | ワァーム | o があるのに「ワァ」。warmとセットで大混乱する。 |
| warm (温かい) | /wɔːrm/ | ウォーム | a があるのに「ウォ」。上の worm と音が完全に逆転します。 |
| world (世界) | /wɜːrld/ | ワールド | o があるのに「ウォ」ではなく「ワァ」音。 |
2. 【カタカナの罠】耳と口を鍛えないと絶対バグるペア
日本語のカタカナ表記が近すぎるため、文字ベースで覚えているとパニックになるペアです。
| 単語ペア | 発音記号 | カタカナ目安 | 注意すべきポイント |
|---|---|---|---|
| troubletravel | /ˈtrʌbl//ˈtrævl/ | トラブルトレァヴる | trouble: 口を縦に開けて短い「ア」。最後は唇を閉じる b。travel: 口を横に引いて「エァ」。最後は下唇を噛む v。 |
| law (法律)low (低い) | /lɔː//loʊ/ | ロー(ラー)ろゥ | law: 実は aw のフォニックス通り(オー/アー)。伸ばすだけ。(英式では、ラーになるようです。)low: ow のフォニックス通り(オゥ)。「ロー」と伸ばすと law になる。 |
| walk (歩く)work (働く) | /wɔːk//wɜːrk/ | ウォークワァーク | walk: l は発音せず、口を大きく開けた「ウォ」。work: 口をあまり開けずに、こもった音で「ワァー(R付き)」。 |
trouble/travelは、始めの[trʌ]と[træ]の部分で区別するしかないように思います。
lawは、スペルからは間違えやすいですが、実はフォニックス通りです。awは、オー(/ɔː/ )と読むルールになっています。
walkとworkは、英単語レベルではなんとか聞き分けられるのですが、実際に例文の中で聞くとなかなか区別が難しいと感じることが多いです。意識して聞くうちに、上達するのでしょうか…。
3. 【同綴異音】スペルは同じなのに、意味で音が変わる単語
文脈と音をセットにしないと、聞き取れた時に意味を取り違えてしまいます。
| 単語 | 発音記号 | カタカナ目安 | 意味による音の変化 |
|---|---|---|---|
| bow | /baʊ//boʊ/ | バウボゥ | バウ: 「お辞儀する」という意味。ボゥ: 「弓」「蝶結び(リボン)」という意味。 |
| read | /riːd//red/ | リードレッド | リード: 現在形(原形)。レッド: 過去形・過去分詞。色は red と全く同じ音。 |
bowは、発音によって意味が変わる有名な例です。実は、どちらもフォニックス通りです(2通りのフォニックス読みがあります)。
4. 今後、他にも注意すべき単語をまとめていきます
(※息子との学習の中で、新しく気づいた「発音注意な単語」があれば、ここに随時追加していきます。)
5. 最後に
今回紹介した単語はほんの一部ですが、これらの発音を注意すべき頻出単語を意識するだけでもリスニングの「聞こえ方」は大きく変わります。
今回の記事が、私のように英語コンプレックスを持つ社会人や、英語を学び始めたお子様をお持ちの方に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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