【マイクロ法人資産運用】1,500万円を実際に運用開始!選んだ3銘柄と「6つの絶対条件」を全公開

マイクロ法人

はじめに:法人口座で本格的な資産運用をスタート!

先日、無事に当法人(SageWays合同会社)のSBI証券法人口座が開設できました!

事業の安定基盤を築く第一歩として、あらかじめ計画していた自己資金(役員借入金)1,500万円を投入し、本格的な資産運用をスタートしました。

今回は、この1,500万円の運用先を決めるにあたって設定した「6つの選定条件」と、それをクリアして実際に500万円ずつ購入した「注目の3銘柄」について詳しく解説します。

マイクロ法人運用で絶対に譲れなかった「6つの選定条件」

個別の銘柄を検討する前に、まずは法人での資産管理や会計処理、リスク許容度を踏まえた「前提条件」を整理しました。

条件1. 目標は年間75万円(利回り5%)の安定運用益

投入した自己資金1,500万円を運用し、全体で平均5%(年間75万円)の運用益を得ることを第一の目標に設定しました。事業の基盤を支えるキャッシュフローとして、まずはこの水準の達成を目指します。

条件2. 管理の手間と分散のバランスをとった「厳選3銘柄」

保有銘柄数が多くなると、決算時の仕訳や保有資産の管理に余計な手間がかかります。経理業務を効率化するために銘柄数は極力絞りたいと考えました。一方で、1銘柄だけに集中投資するのはリスク面の問題もあり、運用面でも面白みに欠けるため、「3銘柄(500万円×3枠)」という構成に決定しました。

条件3. インカムゲイン(分配金)主体 & 増配期待の戦略

運用の選択肢として「キャピタルゲイン(値上がり益)を狙い、必要に応じて取り崩す手法」もあります。例えば、S&P500やオールカントリーに投資する方が、期待リターンは高くなるはずです。しかし、売却タイミングの判断や毎期の実現損益の管理をシンプルにするため、今回は「取り崩し不要のインカムゲイン狙い」を主体にしました。

求める条件は以下の2点のいずれかを満たすことです。

  • 5%を超える安定した高い利回りが期待できること
  • 利回りが5%に満たない場合は、将来的な増配期待が大きいこと

条件4. 1銘柄500万円分が一括購入できる十分な流動性

取引所の板(気配値)が極端に薄い銘柄だと、まとまった買付の際に市場価格を押し上げてしまい、無駄な取引コスト(スプレッド損失)が発生します。1銘柄につき約500万円分の注文を出しても、問題なく一括で約定できる流動性があることを重視しました。

条件5. 為替評価損益の手間をなくす「日本円(国内銘柄)」決済

外貨建て資産(米国株や米ドル建てETFなど)を法人口座で保有すると、決算ごとに為替評価損益の計算が必要になり、税務処理が複雑化します。無駄な事務コストを削るため、すべて日本円で購入・決済できる投資信託・ETFに限定しました。

条件6. 決算期(6月末)をまたがないクリアな分配金スケジュール

当法人は6月が決算期です。例えば「5月決算(権利確定)で支払いが6月」という銘柄であれば問題ありませんが、分配金の支払いが決算期(6月末)をまたいで7月以降になると、期末に「未収配当金」としての経過勘定を計上する一手間が生じてしまいます。 法人の決算期をまたがずに当期中に分配金が支払われるスケジュールであれば、分配金の支払月にそのまま売上(受取配当金)として計上する簡便な会計処理が認められます。経理負担を最小限に抑えるため、「春〜初夏の分配金が6月中に着金すること」を必須条件としました。

厳しい条件をクリアして購入した「3つの主力銘柄」

上記の条件を満たす候補を厳選し、最終的に以下の3銘柄を500万円ずつ(計1,500万円)購入しました。

1. (アムンディ・インデックスシリーズ)日本・高配当株

  • 商品種別: 公募投資信託
  • 主な投資対象: 「日経累進高配当株指数」に連動。10年以上「減配していない(維持・増配)」企業のみで構成。
  • 決算日・支払日: 年2回(5月20日、11月20日決算)。分配金は5月下旬および11月下旬(決算後数日以内)に支払われます。
  • 信託報酬: 年0.198%(税込)

2. iFreeETF 日本株配当ローテーション戦略(435A)

  • 商品種別: 東証ETF
  • 主な投資対象: 四半期(3か月)ごとに配当権利を迎える大型株の中から、高配当銘柄へ順次乗り換えていくアクティブETF。
  • 決算日・支払日: 年4回(1, 4, 7, 10月の各7日決算)。分配金は2, 5, 8, 11月中旬(決算後約40日)に支払われます。
  • 信託報酬: 年0.4125%(税込)

3. 上場インデックスファンド東証REIT高利回り30(608A)

  • 商品種別: 東証ETF
  • 主な投資対象: 東証REIT指数構成銘柄のうち、分配金利回りが高い上位30銘柄に厳選投資。
  • 決算日・支払日: 年4回(2, 5, 8, 11月の各8日決算)。分配金は3, 6, 9, 12月中旬〜下旬(決算後約40日)に支払われます。
  • 信託報酬: 年0.1452%(税込)

各銘柄の採用理由と「実際の買い付け体験談」

ここからは、それぞれの銘柄に期待する役割や、実際の購入時に感じたリアルな体験談をご紹介します。

1. アムンディ日本高配当:将来の「増配」による成長性に期待

直近の分配金利回りは高水準ですが、設定から日が浅いため「今後もこの高い利回りがそのまま維持されるわけではない」と冷静に捉えています。

しかし、このファンドの本質は「累進配当(減配しない企業群)」にあります。スタート時点の利回りに過度な期待をするのではなく、年月の経過とともに企業群が少しずつ増配し、将来的にインカムゲインが育っていく「楽しみ」を評価して採用しました。5月下旬に分配金が支払われるため、6月末の決算前には余裕を持って収まります。

2. 配当ローテ(435A):「高利回りインカムマシン」

四半期ごとに権利落ちを迎える銘柄を追いかけるコンセプトが非常に新しく、個人的に興味を持って注目していました。歴史は浅いですが、仕組み上安定して高い利回り(インカム)を提供してくれる「分配金マシン」としての役割を期待しています。増配は期待せず、安定した高利回りが得られれば十分というスタンスです。

今の法人の規模感だからこそ、機動的に組み込めた面白い銘柄だと感じています。分配金も5月中旬に着金します。

3. 東証REIT高利回り30(608A):REIT市場の投資妙味

J-REIT枠としては王道の1343(NF J-REIT)も比較検討しましたが、目論見書ベースで1343より0.5〜1%程度高い利回りが期待できる608Aを選びました。

昨今の利上げ観測によりREIT市場全体は軟調で、今後も基準価額の低下リスクはあります。しかし、「利下げ・インフレ局面を見据えれば、今の価格水準には十分な投資妙味が出ている」と捉えています。賃料アップに伴う分配金の増配ポテンシャルも秘めており、安定した高いインカムと一応の増配に期待しています。

信託報酬も低く設定されており、実は1343(NF J-REIT)よりも低めです。一方で、目論見書を詳しく確認すると「その他」の経費が0.1%ほどかかるため、トータルコストはやや高めとなります。気にかかる点ではありますが、運用開始間もないファンドのため一時的な影響と捉え、許容することにしました。

購入にあたっては「上場間もないため板が薄い」というデメリットがあり、一瞬購入を躊躇しました。しかし、「500万円程度であれば一括で約定できる」と判断して注文を出したところ、狙い通り1回の注文で無事に約定完了しました。これがもし「5,000万円」といった1桁多い金額であればスプレッドの影響で厳しかったかもしれません。

608Aの5月決算分の分配金は「6月中旬〜下旬」に支払われます。当法人の期末である6月30日の直前には無事現金として着金するため、未収配当金の計上処理を発生させずに決算を迎えることができます。

おわりに:経理効率と高還元を両立したポートフォリオ

今回構築した1,500万円のポートフォリオは、経理処理の手間を徹底的に削減しつつ、当法人の6月決算期に向けて無駄なく分配金が着金する設計になっています。

  • アムンディ日本高配当 = 将来の「増配」を楽しむ枠
  • 配当ローテ(435A) = 高利回りを継続して稼ぎ出す枠
  • 東証REIT高利回り30(608A) = REITの投資妙味と高いインカムを獲得する枠

この3つのエンジンを軸に、まずは目標である年間75万円の運用益達成に向けて運用を続けていきます。今後は実際に支払われた分配金の実績や基準価額の推移についても、このブログで定期的に報告していく予定です。

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